列車の切符を買いに行く

今回の旅行、スラバヤに数日滞在後はジョグジャカルタに移動します。
もちろんツアーでもなんでもない個人旅行のため、移動手段は自分で手配しなければなりません。
この二つの町の間は、バス、飛行機、列車が結んでいますが、私は初めての経験となる
列車を選んでみました。バリ島では列車は乗れませんからね。貴重な経験になりそうです。

インドネシア国鉄(正確には政府が100%株式を持つインドネシア鉄道会社(PT. Kereta Api)ですが、ここでは国鉄と呼びます)にも長距離を走る優等列車はありますが、「特急」とか「急行」という明確な種別はなく、「列車名」で区別されます。
また、運賃の設定が日本と異なり、優等列車ごとに決められており、その列車に乗る限り、どこまで行っても同じ額です。ですので、例えばスラバヤからジョグジャに行く場合、ジョグジャ行の列車ならRp.8万くらいで買えますが、ジョグジャを経由して遠くジャカルタまで行くような列車を選ぶと、同じジョグジャまででもRp.25万くらいかかってしまいます。要は、自分の乗車区間と列車の運転区間がなるべく似通っているものを選ぶということです。
また、シートのクラスも3種類ありまして、下からエコノミー、ビジネス、エグゼクティブとなっています。優等列車は大体エグゼクティブ主体の編成で、やはり外国人はエグゼクティブが無難のようです。

とまあ、こういう前提条件の下、私が選んだ列車はSANCAKA号という列車。スラバヤ~ジョグジャ間を1日2往復している列車で、編成はエグゼクティブとビジネス。運転区間も編成も申し分ありません。朝と午後の2便のうち、朝の便の切符を買いに駅に向かいました。

スラバヤには長距離列車が発着する大きな駅が3つあります。そのうちSANCAKA号はSURABAYA KOTA(スラバヤ コタ)駅が起終点になっており、ちょうどコタ駅が滞在中のホテルから歩いて10分くらいの位置にあります。
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こちらがコタ駅の正面です。駅はぼろいですが、駅の横には巨大なショッピングセンターがありました。

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駅の中に入ると、切符を売る窓口がずらっと並んでいます。なんだか昔の日本の駅みたいです。窓口ごとに発売する列車が決まっているようで、SANCAKA号の窓口を探します。写真で人が並んでいる窓口は、もうすぐ発車するローカル列車の切符を売っていました。

列車の切符を買いに行く_d0044965_2244213.jpgさあ、窓口で係員に申し込みます。多少、理解不能なインドネシア語もありましたが、なんとか笑顔(!)でクリアして、無事ゲットできました。(左の写真がその切符です)
運賃はエグゼクティブでRp.8万でした。両都市間は約300km離れており、安さを実感します。
尚、係員からは本当にコタ駅からでよいのかと念を押されました。というのも、コタ駅の次のGUBENG(グブン)駅が市内中心部にある駅なので、そっちのほうが便利だぞと言いたいようです。もちろん、私にとってはコタ駅のほうが便利なので、問題ありませんでしたが。

列車の切符を買いに行く_d0044965_2323494.jpg切符を買った後、昼食でもと思い、駅近くのショッピングセンターへ向かっていると、ちょうど踏切が鳴り、コタ駅に到着する列車に遭遇しました。エコノミーのローカル列車で、なんともレトロチックでした。
Commented by tidakapa-apa2006 at 2009-05-13 08:00
懐かしい!数年ジャワに行っていませんが、バリにはない
電車に乗れるってのがいいところですよね。
雰囲気もバリとは違うし、ジャワ行くと旅行してるという
雰囲気味わえるので好きです。
Commented by balineta at 2009-05-13 19:37
こんばんは~
確かに、バリとジャワは同じインドネシアでも随分違うなあって感じます。
他の島でいろいろな経験をすると、より一層バリの良さも見えてくるってもんですよね。
私も、もっともっとインドネシアの奥を旅し、インドネシア力(笑)を高めていければなあ、なんて思います。
by balineta | 2009-05-11 08:56 | スラバヤ | Trackback | Comments(2)