日系2社の燃油サーチャージ

原油価格の下落が続き、とうとうNY先物市場で、一時的ですが1バレルUS$100割れという水準まで戻ってきました。
この水準からさらに下落をするのかは、まだなんとも言えない状況だと思いますが、このままの水準をキープすれば、来年1月からの日系2社の燃油サーチャージ値下げは大いに期待できそうです。(ちなみに本年10~12月の発券分は値上げ!が決まっていますので、今年中の出発で既に予定が決まっているなら、9月中の発券の方が、サーチャージ支払い負担が少ないです)

さて、ではどのくらい下がるか?ですが…

ここからはJALを例にとりますが、
まずJALのサーチャージ適用ルールはこうなっています。

続いて、燃油サーチャージ額を決める航空燃料価格は、シンガポールケロシンと呼ばれていますが、この価格の推移はこちらのサイトで見ることができます。

さて、2つのサイトを見ていただいたわけですが、
来年1月~3月の発券については、今年8月~10月の3ヶ月間のシンガポールケロシンの平均値で決まります。その推移を見ると、あくまでも今日現在ですが、8月頭のUS$149.96をピークに下がり続けており、9月に入ってからは概ねUS$120前半で落ち着いています。

今後、また何が起きるかわかりませんが、仮に10月までこの水準で推移すれば、恐らく 3ヶ月間の平均値はUS$120~130程度になると考えられます。

この水準を、JALの燃油サーチャージに当てはめますと、ゾーンGになり、インドネシア線ですと17,000円となるわけです。10~12月は既に22,000円になることが決まっており、往復で10,000円お安くなるのかなって予想できます。

「取らぬ狸」とか「鬼が笑う」とか言われそうですが、「正夢」になることを願っています。
by balineta | 2008-09-13 20:47 | エアライン | Trackback | Comments(0)